◎最恐おばけ屋敷
活動および実施期間:2009年〜
主催:A-yan!!関西をアートで盛り上げるNPO
https://ameblo.jp/saikyou-obakeyasiki
【どんな社会的課題に対して】
・中学生の居場所づくり
勉強やスポーツ以外の活動を欲している子供たちのための居場所づくりとして、東成区役所の声かけでスタート。学校、部活、塾とも違う「表現の場」をめざして始まった。
【アートのどんな手法でアプローチして】
この課題に対し、A-yan!!関西をアートで盛り上げるNPO(2009年当時の名称)は、参加型おばけやしきワークショップ「最恐おばけ屋敷」を提案。おばけ屋敷は役者、メイク、演出、美術、音響、広報などさまざまな役割から成り立っており、そのすべてを子供たちが担当することでチームワークは達成感を育んでいく。
【どんな問題を乗り越えて】
ワークショップ開始直後は子供たちが人を驚かせることを恥ずかしがり、消極的であったが、A-yan!!のアーティストが中心になり、本気で「おもろいこと」を率先して行なった。その結果、子供たちは「大人がやっているなら自分たちもやってみよう!」という前向きな気持ちに変化。お客さんが怖がってくれることでさらにやる気が増し、本気で取り組むようになった。
【どんな結果に至ったか】
東成区役所「ふれ愛パンジー」にて2009年に第一回目が開催されたのち、住吉区や生野区などにも広がり、小学生~中学生まで参加年齢もさまざま。学校でも部活でもなく地域に根ざした場所で、異年齢の子供たちがともに協力しながらひとつのことに取り組む機会を創出している。おばけ屋敷に関わった子供たちが他の地域のワークショップにも参加するなど、地域を超えた交流も生まれている。
自分たちでイベントを作り上げる達成感が得られるよう、大人はサポート役に徹している。
現在は大阪市内各区の祭りや、百貨店のイベントスペースなどで開催。おばけグッズを作るワークショップなども行なっている。おばけメイクのワークショップなども開催。